2013年12月12日木曜日

敬語、られる問題

敬語、られる問題

倒れられる(道浦俊彦)

ことば会議室
http://kotobakai.seesaa.net/article/8180189.html

長嶋監督が脳卒中で入院されたことを受けて、アナウンサーが「長嶋監督が倒れられて・・・」と言いました。この「られる」は「尊敬の意味の敬語」で使われましたが、何かしっくり来ません・・・というより、笑えてしまう。おかしいです。

このように、行為の主体にとってマイナスの意味を持つ、行動を表す動詞に、周囲の者が「敬語」扱いすると、そぐわないことがあるようです。

例えば、「先生が落とし穴に落ちられた」とか「先輩がクスリでラリられた」などは明らかにおかしい。「何者かにカッターナイフで切られられた」

特に「られた」が付く場合にその前の動詞がラ行だとヘンな感じ。

「倒れた」「落ちた」などの動詞を敬語で使う場合はどう表現すればいいのでしょうか?「お倒れになった」?「お落ちになった」?「お切られになった」でいいのでしょうか???

0 件のコメント:

コメントを投稿